アグネス・チャン「96点！」 後輩ローラが「ひなげしの花」カバー

最后的乐园

　歌手のアグネス・チャン（55）が1972年に発表したデビュー曲「ひなげしの花」を中国出身のタレント、ローラ・チャン（23）がカバーすることになり19日、都内スタジオで公開レコーディングが行われた。ローラの依頼でプロデュースを快諾したアグネスも応援に駆けつけ、振り付けなどを直接指導。ローラが「ライバルは自分。自分を超えて自然になりたい」と抱負を語ると、アグネスは「優等生の答え。96点ですね」と太鼓判。「あとの4点は日本語。私たち、なまってるので」と笑いを誘った。

　アグネスの全面プロデュースでCDデビューを飾るローラは、当時、日本中にアグネスブームを巻き起こした超ミニスカート、ハイソックス、厚底靴といういで立ちで登場。アグネスは「ローラは前から歌いたいと言っていて、力になれたらと思ってたので形になって嬉しい。日中友好にも繋がったら」と、尖閣諸島問題で揺れる日中関係への架け橋にも期待を込めた。

　同じ“チャン”繋がりの後輩にアグネスはプロデューサーとして、そしてアイドルの先輩として初めて“アイドル五箇条”も伝授。「いつも笑顔で」「ヌード禁止」「男子禁制」「ファンを大切に」「無我夢中で」と指南し、さらに「あとは体力が大事。アグネスはタフネスって言われてた」と韻を踏んでエールを送った。

　芸能生活の経験が豊富なアグネスの言葉の数々に、ローラは「さすがチャン先輩。いいこと言いますね」と時折、タメ語口調で受け止めつつも「男子禁制？ でも、それで女性ホルモンが減ったら…」と軽く反抗し、すかさずアグネスは「減らないの！ それは、50歳過ぎてからの話よ」と諭していた。

　ローラのデビューシングル「ひなげしの花」は11月25日発売。先行して、アグネスが歌うアンサーソング「あの丘で」も11月3日に発売される。

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